JSTQB 4章 テスト設計技法
■テスト設計技法
・仕様ベースのテスト設計技法:テストアイテムの仕様に基づいてテスト設計する技法
・構造ベースのテスト設計技法:仕様を実現したテストアイテムの内部構造に基づいてテスト設計する技法
・経験ベースのテスト設計技法:テスト担当者の経験に基づきテスト設計をする技法
・ブラックボックステスト設計技法:仕様ベースのテスト設計技法と同義である
・ホワイトボックステスト設計技法:構造ベースのテスト設計技法と同義である
■仕様ベースのテスト設計技法
・同値分割法:数値など入力データが取り得る値を仕様上同様に扱えるもの(同値クラス)に分けて、テストケース数を経た素テスト設計技法
・境界値分析:同値クラス間の境界からテストケースを導き出すテスト設計技法
・デシジョンテーブルテスト:テストアイテムのデシジョンテーブルに表されているルールからテストケースを導き出すテスト設計技法
・状態遷移テスト:テストアイテムの状態遷移図や状態遷移表からテストケースを導き出すテスト設計技法
・ユースケーステスト:ユースケースのシナリオを元にテストケースを導き出すテスト設計技法
■構造ベースのテスト設計技法
・ステートメントカバレッジ:ステートメントに着目し、ステートメントの実行をどの程度網羅できるかという観点でテストケースを作成するテスト設計技法。100%のテストが行われたとき、テストアイテムのすべてのステートメントが実行されたと言える。
・デシジョンカバレッジ:ブランチカバレッジと同義でプログラム内の分岐に着目し、分岐をどの程度網羅できるかという観点でテストケースを作成するテスト設計技法。デシジョンカバレッジが100%のテストが行われたとき、テストアイテムすべての分岐の論理式が真のとき、偽のときの両方が実行されると言える
■経験ベースのテスト設計技法
・エラー推測:ソフトウェア開発でありがちな誤りをテスト担当者が推測してテストケースを作成する技法
・探索的テスト:テストアイテムの仕様がなかったり不十分であるときに正しいであろう仕様を推測してテストケースを作成したり、テスト期間が限られているときに公式なテストと平行してテスト担当者の知識や経験でテストケースを作成するテスト設計技法である
---追加要素---
■テスト条件とテストケースの関係
テストケースはあるテスト条件を網羅するために設計したものである
■テスト実行スケジュールを策定する上で考慮すべき事項の組み合わせ
テストの目的に基づいた優先順位、回帰テストでテスト実行する内容
■テスト設計技法のカテゴリになるもの
・経験ベースのテスト設計技法、仕様ベースのテスト設計技法、構造ベースのテスト設計技法